会社の登記のはなし~定款とは?~

掲載日:2021.04.24

「定款」とは、会社など組織の根本となるルールをまとめたもののことで、会社を設立しようとする場合は必ず作成しなければなりません。
会社は自らが定めた定款に従って運営しなければならないので、社内規則など会社の決まりごとの最上位に位置するようなものと考えていただければよいでしょうか。

会社の名前(商号)、目的(事業内容)や取締役を何名置くかということも定款で定めますので、定款の内容によってどのような会社になるのか決まるということですね。
そのため、定款作成は会社設立時に最も重要な作業と言えるかもしれません。

定款の内容は、原則として会社(設立前は発起人等)が自由に決めることができるのですが、会社法に違反した内容は無効となります。
例えば、「取締役を1名も置かない」や「取締役の任期を20年とする」ということは認められません。

定款を作成しようとする場合は、当然会社法に反しない内容にすべきですので、司法書士などに相談した上で作成することをお勧めいたします。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ