相続のはなし～相続放棄すると子供が相続人になる？～

掲載日：2021.01.16

相続放棄をしようと考えている方から心配の声をいただくのが、相続放棄をすると自身の子供に相続権が移ってしまうのか、という点です。

相続放棄をする理由として多いのが債務（借金）があるということですが、ここで、相続放棄をすると次の順位の相続人が相続しなければいけない、という相続放棄のルールが問題になります。

相続人の順位は、①子（孫）、②父母（祖父母）、③兄弟姉妹（甥姪）、という順番に相続することになります。
子が相続すると、その子である孫に相続されるのか、と考えてしまうのですが、実はそうではなく、相続放棄で①の相続人がいなくなると、次の②に相続人が移ります。
自分の子供に債務を負担させたくないから相続放棄は躊躇しているという方はご安心いただければと思います。

では、また次回お楽しみに！

司法書士　たつみ