成年後見のはなし~要介護認定について~
掲載日:2020.11.22
成年後見制度を利用している方は多くが高齢であり、要介護や要支援という介護認定を受けている方も多くいらっしゃいます。
要介護や要支援というのは介護保険の区分のことで、要介護認定によってそれぞれの区分が判断されます。
自立、要支援、要介護、という判断があり、要支援または要介護の方が介護保険により介護サービスを受けられるということになります。
成年後見人はご本人が適切な介護サービスが受けられるように考えるのも仕事ですので、ご本人がどのような区分であるかも把握しておく必要があります。
例えば、特別養護老人ホームは要介護3以上の方でなければ原則入所できないことになっていますので、どのような区分であるかも重要なのです。
介護認定を受けようとする場合、住所地の市町村が窓口となり、最終的には介護認定審査会というところが判断をしています。
もし認定結果に異議がある場合、不服申立を行える他、ご本人の状態の変化を理由に区分変更(認定の変更)の申請を行うこともできます。
成年後見人は要介護認定についてケアマネージャーなどと相談しながら考えていくことになります。
施設入所の際にも関係がありますので、しっかりと確認しておく必要がありますね。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ