家の名義変更のはなし~印鑑証明書が必要?【脱ハンコとの関係は?】~
掲載日:2020.10.24
さて、最近デジタル化の推進(主に印鑑の省略)が話題になっていますが、家の名義変更(不動産登記)手続も無関係ではありません。
家の名義変更手続では、原則として、現在の名義人の印鑑証明書が必要とされています。
印鑑証明書が必要ということは、当然書類にはそこに登録されている印鑑で押印するということになります。
行政のデジタル化が推進されるようですが、上記のようなルールがあるため、家の名義変更手続では印鑑の省略は難しいように思います。
そもそも、印鑑証明書及び実印という制度は本人確認のために利用されているものなので、もし省略するのであればそれに代わる本人確認の方法が必要になります。
ただ、デジタル書面についても、電子署名及び電子証明書という本人確認の方法がありますので、将来的にはこれを活用して押印及び印鑑証明書の省略ということもあるかもしれません。
デジタル化の推進は様々な手続に影響がありますので、今後の動向に注目ですね。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ