家の名義変更のはなし~任意売却とは~
掲載日:2020.04.02
さて、任意売却という言葉をご存知でしょうか。
広告などで目にすることもあり、中にはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はこの任意売却について少し触れたいと思います。
任意売却とは、簡単に言うと、債務超過に陥った債務者が、債務の弁済のために「通常の売買手続によって」不動産を売却することをいいます。
一方、任意売却と対照的に位置するのが「(強制)競売」の手続です。
(強制)競売とは、担保になっている不動産や、差し押さえがされている不動産を、債権者が強制的に売却する手続のことです。
どちらも売買代金が債権者に支払われる点では一致しますが、その手続が債務者の判断で行えるかどうかという点が異なり、競売が強制的なものであることと比較し、任意売却と言われています。
任意売却でも(強制)競売でも、不動産を手放さなければならないことには変わりありませんが、任意売却の結果破産を避けることができることもありますし、(強制)競売より自由度が高いのは事実です。
債務超過の恐れがある場合は、一度司法書士・弁護士などの専門家に相談されることをお勧めいたします。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ