家の名義変更のはなし~引越していないのに住所が違う?~
掲載日:2019.11.12
家の名義変更を行おうと登記記録を確認した際、名義人の現在の住所と登記上の住所が一致しないことがあります。
引越をしたのであれば住所が変わって当然なのですが、実は、不動産を購入してから何十年もそこに住んでいるような場合でも、なぜか住所が一致しないことがあります。
この原因は様々ですが、主に「町名変更」や「住居表示の実施」が考えられます。
町名変更というは、「A市B町~」が「A市C町~」のように変更された場合で、住居表示の実施は「~1番地」から「~1番1号」のように変更される場合で、いずれも市町村が実施するものです。これらは所有者の了解を得ずに行われるので、住民票を取ってみると、ある日住所の表示が変わっている、ということも起こります。
また、名義人の住所が一致しない場合、原則として名義人の「住所変更登記」という手続が必要になりますが、これには例外があり、例えば、上記の町名変更があった際はこの手続を省略してよいことになっています。・・・わかりずらいですね。
名義人の住所変更で悩むことがありましたら遠慮なく当事務所にご相談ください。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ