家の名義変更のはなし～登記簿が見れない！？～

掲載日：2019.06.17

不動産の記録を確認する場合、通常は登記簿（登記事項証明書）を取得します。
法務局（出張所）の営業時間内であればいつでも取得できるものですが、場合によって、登記の記録が見れないことがあります。
それは、目的の不動産に関して何らかの登記手続が行われている場合です。

例えば、AさんからBさんへの名義変更（所有権移転登記）の手続が行われている最中は、登記簿は見ることができなくなります。
登記簿は、請求時現在の登記の記録を記載したものなので、作業中の手続の可否によって記録が変わってしまうことがあることから、手続中の不動産の記録は見れないことになっています。

なお、登記簿に代わるものとして、インターネットから閲覧可能な「登記情報提供サービス」がありますが、こちらも同様に、手続中は閲覧することができません。
登記の手続中で登記簿が取得できなかった場合は、１週間程度期間を空けてから再度請求してみるとよいでしょう。

では、また次回お楽しみに！

司法書士　たつみ