雑談ブログ~名寄帳とは?~
掲載日:2017.12.20
名寄帳とは、市町村から発行される書類で、不動産の所在や固定資産税評価額などが記載された書面です。
普段の生活の中ではあまり使用することがないので、ご存知ではない方も多いかもしれません。
では、どういった書類なのかと言うと、主に「不動産の調査」を目的として使用されるものです。
例えば、相続があった際に、お亡くなりになった方と親しい方がいない場合、どこにどのような不動産があるかわかりませんよね?
相続するのか、それとも相続放棄をするのか、まずは前提としてどのような相続財産があるのか確認してみないと判断ができません。
そこで、不動産の所在場所や価格を調査するために名寄帳を取得するのです。
なお、名寄帳の管理は、原則として「市町村ごと」なので、全国の不動産を一括で調査することはできません。
そのため、亡くなられた方の住所地など、ある程度絞って調査することになるでしょう。
死亡した場合だけでなく、不動産の所有者はいつでも名寄帳の取得が可能ですので、興味がある方は一度取得してみるとよいかもしれませんね。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ