商業登記のはなし~会社の目的?~
掲載日:2017.03.30
会社を設立しようとする場合、必ず定款で「会社の目的」を定めなければなりません。
「会社の目的」とは、その会社が行う事業のことです。
原則として、会社がどのような事業を行うかは、会社の目的に従います。
では、目的に定められていない行為は一切できないのか?というと、必ずしもそうではなく、「前各号に付帯関連する一切の業務」という一文を加えることで、関連する多くの業務を行っているのが現状です。
ただし、許認可が必要な事業を行う場合、会社の目的として明確に定められていなければ許認可申請が認められないので、このような場合は、その事業を行う旨を会社の目的に掲げておく必要がありますね。
なお、定款を変更することで、会社設立後に会社の目的を変更することもできますので、新しい事業を行う際などはその都度会社の目的も見直すとよいでしょう。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ