登記のはなし~登記簿の見方?【会社の場合】~
掲載日:2016.11.22
会社の登記簿は、不動産の場合より記録される事項が多くなるのが一般的です。
ちなみに、株式会社の場合、目的・商号(名称)・本店の所在場所・資本金の額・発行可能株式総数・発行済株式総数・取締役の氏名・代表取締役の住所氏名・広告方法、が必ず登記簿に記録されます。
・・・たくさんありますね。
なお、特別な定めをすることによって、上記以外にも記録される事項があります。
記録されることをすべて説明するのは大変なので、今回は、その中でも特に気を付けていただきたい「取締役の任期」について触れてみます。
実は、登記には、取締役の氏名の他「就任日」が記録されるのですが、任期、つまり、いつまで取締役なのかは記録から明らかになりません。
しかし、会社法により、取締役の任期は、就任日から最長でも10年と決められておりますので、就任日から10年以上経っている場合、「取締役の任期切れ」の可能性が高いのです。
任期が切れている場合、新しい取締役を選ぶ手続を執らなければならないので、注意しましょう。
登記簿を確認される際は、ぜひ取締役の就任日に注目していただければと思います。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ