マニアック法律知識～大会社とは～

掲載日：2016.08.15

日本には、世界中で知られているような有名な企業がありますよね。

「大会社」と言った場合、何となくそのような有名な企業のことを想像するかもしれません。

もちろん、間違いとは言えないのですが、実は、会社法上の大会社というのは、しっかりと要件が定められているのです。

会社法上、大会社とは、①資本金の額が５億円以上、もしくは②負債が２００億円以上、の株式会社のことをいいます。
※会社法第２条第６項

資本金の額が５億円以上というのはわかりやすいですが、債務が２００億円以上でも大会社というのはどうなのでしょうね。
それだけ借り入れができる＝会社に価値がある、という判断でしょうか。

なお、会社法上の大会社には、監査役会と会計監査人を置かなければならないなど、特別なルールが適用されるので、注意が必要です。
もちろん、このような大会社は、法律顧問などからアドバイスを受けているでしょうね。

では、また次回お楽しみに！

司法書士　たつみ

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