家の名義変更のはなし~差押えとは?~
掲載日:2021.02.13
固定資産税を滞納した場合や住宅ローンの支払いを怠った場合など、不動産に「差押え」がされることがあります。
差押えとは、不動産を強制的に売却する方法(強制競売)などにより債権者が不動産を処分するために行われるもので、登記簿にもそのように記録されます。
差押えがされると対外的にもそのことが明らかとなるため、原則として所有者は不動産を自由に処分することができなくなってしまいます。
普段は聞き慣れないかもしれませんが、不動産の登記簿を見ると、実際に過去に差押えされた記録が残っていることがありますね。
差押えされた後も支払いを怠っていると、最終的には本当に強制競売により第三者に売却されてしまう可能性もありますので、それを回避するためには債務を支払うか、債権者と話し合うなど何らかの対応をする必要があります。
事前に債権者から請求がされているはずですので、支払いが難しいという場合は差押えに至る前に債権者と話し合うか、弁護士・司法書士などの専門家に相談してみることをお勧めいたします。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ