雑談ブログ~雇用調整助成金について~

掲載日:2020.04.14

最近話題の雇用調整助成金制度ですが、これは、事業主が休業等により事業規模を縮小した場合に、従業員の雇用を維持する目的で政府が助成を行う制度です。
休業等が新型コロナウィルス感染症の影響である場合に、支給要件が緩和されるなどの特例が新設されたということで注目されています。

詳細は厚生労働省HPに記載されていますので、今回はできる限り簡単に特例の内容をまとめてみました。

①対象者の拡大
⇒雇用保険の被保険者ではない方(アルバイトなどの非正規労働者)も対象となる。
②助成率の増加
⇒通常賃金の3分の2(中小企業)のところ10分の9(中小企業)
※10分の9は条件付。上限有(1日8330円)。
③申請手続の簡易化
⇒これまで休業等を行う前に計画届を提出する必要があったが、事後提出でもよいこととされた。

なお、制度利用の相談窓口はハローワークもしくは都道府県労働局ですので、ご不明な点は下記にお問い合わせください。
北海道内の相談窓口一覧

内容がわかりにくいと批判されているようですが、元々複雑な制度をそのまま使っているので、仕方のない部分があるのかなと感じます。
行政手続が難解なのはその通りだと思いますが、今に始まったことではないと申しますか・・・。
今後は国民に優しい制度設計をしていただきたいものですね。

では、また次回。

司法書士 たつみ