マニアック法律知識~上申書とは?~

掲載日:2018.05.11


上申書とは、裁判所などの官公署(※行政機関全般のこと)に事実を報告したり事情を説明するために用いられる文書ことです。職場の上司などに対する文書としても用いられることがあるようですが、こちらはあまり一般的ではないのではないかと思います。

では、実際にどのような場面で使うかというと、例えば官公署の手続においては、通常それぞれの手続ごとの要件が定められており、それらの要件を満たさなければ手続を行うことができません。
しかし、やむを得ない事情がある場合など、官公署に救済措置を求めたい、ということがありますよね。
また、官公署から要件の不備などを指摘され、それに対して事情を説明したい、ということもあるでしょう。
このような場合に、自身の伝えたいことを上申書という文書にして提出するのです。
なお、上申書には決まった形式がないため、自分が伝えたいことをなるべく簡潔に書面にまとめれば十分かと思います。ただし、日付と名前はお忘れなく。
官公署での手続を行う際、何か特別な事情がある場合は、上申書の利用を検討してみるとよいのではないでしょうか。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ

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