家の名義変更のはなし~抵当権が消えているか確認する方法~

掲載日:2017.04.19

登記簿2住宅ローンなどで借り入れをし、不動産を担保にした場合、「抵当権」を設定することになります。

登記簿には、この抵当権が表示されるため、その不動産が担保になっているか確認することができます。
債務の返済中は当然ですが、実は、債務の返済が終わっても、抵当権の表示は自動的には消えてくれないので、別途「抵当権の抹消」の登記手続を執らなければなりません。
しかし、債務の返済が終わったことで安心してしまい、この抵当権の抹消の手続を忘れてしまうことが少なくありません。
そして、そのまま時間が経つと、抵当権の抹消手続をしたのかどうかすらわからなくなってしまうということがあります。

そうした場合は、登記簿の記録から、抵当権が抹消されているか確認することができます。
登記簿中、下線が引かれている記録がすでに抹消されたものなので、目的の抵当権の記録に下線が入っていれば、その抵当権は抹消されているということですね。
上記の画像ですと、1番抵当権に下線が引かれているので、1番抵当権はすでに抹消されていることがわかります。
気になる方は一度登記簿を確認してみてはいかがでしょうか。

またご自身で確認するのが大変だという場合は、お近くの司法書士にご相談ください。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ