司法書士ならでは~司法書士法人?~

掲載日:2017.04.10

2685794dbf7b09c539ada1e11f055495_s司法書士は、法人化することができます(司法書士法第26条)。
「司法書士法人~」「~司法書士法人」という事務所名をご覧になったことがないでしょうか。それが法人である司法書士事務所ですね。

法人を設立する目的は色々あるでしょうが、恐らく、最も大きなメリットは「支店を置くことができる」ということです。
実は、司法書士の事務所は、原則として1か所しか置くことができません。
司法書士がいる場所がその司法書士の事務所であって、他の場所に事務所を増やすことはできないのです。
例えば、私が、新たに「札幌南司法書士事務所」を開設することはできないのですね。

しかし、法人化すると、支店が置けるようになるので、事務所を増やすことができます。
これにより、離れた場所でも営業できるというメリットがありますね。
ただし、常駐の司法書士が1名以上いるので、司法書士の人数以上に事務所を増やすことはできません。

通常、仕事を依頼する上での違いはないかと思いますが、もし、事件の途中で引っ越して住所を変更するようなことがあった場合、全国に支店を持っている法人であれば、他の支店で事件を受けてもらえるかもしれませんね。

では、また次回お楽しみに!

司法書士 たつみ