登記のはなし~登記簿の見方?【不動産の場合】~
掲載日:2016.11.21
不動産の登記簿を初めて見た方の多くは、「これはどうやって見るんだろう」と疑問に思うことでしょう。
普段目にするものでもありませんので、最初はわかりにくい部分もあるかと思います。
そこで、簡単に登記簿の見方をご説明したいと思います。
まず、登記簿(登記事項証明書)は、大きく分けて「表題部」と「権利部」という2つに分けられます。
表題部は、不動産の「ものとしての記録」が記載される部分です。
土地であれば、「どこ」にあって(所在)、「大きさ」はどれくらいか(地積)、というようなことです。
画像のとおり、表題部は一番上に記載されていますね。
そして次に、権利部には、不動産の「権利関係の記録」が記載されます。
権利部は、最も重要な所有者に関する部分(甲区)と、それ以外の権利(乙区)に分けて記載されますので、厳密に言うと、登記簿は、3つに分かれて記載されています。
画像をもう一度見てみると、「権利部(甲区)所有権に関する事項」「権利部(乙区)所有権以外の権利に関する事項」と記載されていますね。
登記簿を見るときは、ご自身が何を確認したいかによってチェックする部分が変わります。
これを知っておくと、少し登記簿が見やすくなるのではないでしょうか。
では、また次回お楽しみに!
司法書士 たつみ