知っていますか?~電子証明書~
掲載日:2016.03.25
これは、パソコンで利用するデジタルデータ(PDFなど)が真正なものであることを証明するためのもので、署名や押印に代わるものです。
これまでは、文書といえば書面だったので、その文書が本物であると証明するために、署名や押印が用いられてきました。
しかし、今日では、電子的な文書(デジタルデータ)が増えてきており、しかもそれをオンラインでやり取りすることから、どのように本物だと証明するのか、という問題があります。
デジタルデータに署名押印はできませんし、署名押印したものをスキャンしたとしても、それは現物のコピーでしかありませんよね。
そこで考えられたのが「電子証明書」です。
これは、簡単に言うと、データを暗号化し、文書作成者の電子証明書がなければそのデータが開けない状態にすることで、作成者自身が作ったものか確認する方法です。
最近では、司法書士もこの電子証明書を利用しています。
登記の申請など、データを送信する際に、「これは司法書士~の作成したものに違いない」という証明をするわけです。
今まではすべて書面で作って提出していたのですが、時代が変わりましたね。
なお、個人の方でも「公的個人認証サービス」というものが市町村から提供されており、電子証明書を取得することができます。
時期が過ぎてしまいましたが、確定申告もこの電子証明書を利用してオンライン申告ができるようになっていますし、今後電子証明書の利用が広まっていくのでしょうかね。
では、また次回お楽しみに!