登記のはなし~所有者の住所・氏名~

掲載日:2016.03.24

登記簿謄本不動産の所有者は、登記簿に住所氏名が記載されます。
この住所氏名は、所有権(名義)を取得するときの住民票上の住所と氏名です。

しかし、引越や婚姻・離婚により、住所または氏名が変わることがありますよね。
そうした場合、市区町村に住所等の変更届をすることになりますが、実は、この届け出と登記は連動していません!
そのため、住民票上は変更がされているのに、登記簿に以前の情報が記載されているという状態が発生します。

問題は、不動産を売却する場合などに、登記簿上の記載も現在の住所と一致していなければならないということです。
もちろん、実際に売却等を行うときに登記の変更をすることもできますが、場合によっては手続が煩雑になることもございますので、長期間不動産を保有されている方など、一度登記簿の記載を確認してみるとよいのではないでしょうか。

では、また次回お楽しみに!